「日本文化大学の源」
日本文化大学は東京の八王子市にあり、法学部だけに特化した4年制大学です。1978年に開学された学校ですが、室町時代に創設された柏樹書院が源となっています。柏樹書院では当時歴史学や政治学、法学などを学ぶ学塾でした。その第22代当主の蜷川式胤先生は、明治初期に海外の文明を啓蒙するとともに日本文化を海外に発信しました。 また、明治初期に作成された日本の法律の草案にも関わった人物でもあります。そして34代当主の蜷川親繼先生は、戦後日本の伝統や文化が滅びるのではないかと危ぶみ、日本文化や伝統を受け継いで国や各界のリーダーとなるべき人材を育成するために日本文化大学を開学したのです。
「日本文化大学の特徴」
蜷川親繼先生は、室町時代の柏樹書院を模範とし「少人数の手作り教育」を目指して日本文化大学を創設しました。その目標を現代まで引継ぎ、日本文化大学では1年次から少人数のゼミと就職のための学習をカリキュラムに組み入れています。日本文化大学は法学部だけなので法律を学びますが、ただいろいろな法律を覚えるだけでなく、それらの法律が造られた背景などを知るために日本の文化や伝統についても学びを大切にしているのです。1年次には茶道が必修で、フィールドワークでの授業もあります。机上の学習だけでなく実際に日本の文化や伝統を体験して肌で感じる学習を行っています。在学中に資格を取得することにも力を入れていて、全面的になサポート体制が取られていることも特徴です。そして警察官の合格率が13年連続で日本一であることも日本文化大学の大きな特徴です。
(※ようやく公式サイトも10年連続から13年連続に数字が更新されました)
「日本文化大学のカリキュラム」
日本文化大学では1年次には語学や社会などの基礎学習を進める傍ら、少人数のゼミ教育やキャリア教育が行われます。2年次になると、「警察官・消防官」「法律専門職」「公務員(警察官以外の)」「ビジネス」の4つのコースに分かれた専門教育が始まります。3年次は専門ゼミでさらに成長をサポートしていきます。ゼミでは法律だけでなく国際関係や行政など多彩なテーマがあり、議論を中心に授業を進めます。少人数で議論を進める形なので責任かにゃb行動力を身につけることができ、それが将来社会人になるうえで役立つことが期待されます。
「日本文化大学の学生生活とコロナ」
日本文化大学では勉強だけではなく、クラブ活動にも力を入れていて武道をはじめサッカーや野球、軽音楽などの部活やサークルが充実しています。学内にはさくらテラスや図書館、パウダールームなど自由に勉強をしたり友達と談笑し合える場所もあります。このように楽しく充実した日々が送れる大学生活のはずが、新型コロナウィルスの影響で2020年初旬から部活の試合などの中止や友達との旅行など何もできません。早く全国民のワクチン接種が完了すれば心おきなく学校にも行けるのですが、2021年5月末現在で高齢者もまだ受けられていない状態です。それなら大学生など若者は、いったいいつ受けることができるのでしょうか。せめて2021年中には学生たちもワクチン接種を完了してニチブン生活を楽しみたいです。