【2018年の時点で日本文化大学は10年連続警察官合格率が日本一】
日本文化大学は法学部のみの単科大学で、法律に関係する仕事(公務員・警察官)に就くための教育に力が入れられているという特徴があります。警察官の採用試験の合格率が高いことで知られていて、2018年の時点で日本の全ての大学の中で日本文化大学は警察官合格率が10年連続で1位です。ただし2019年と2020年年度も警察官合格率が1位なので、日本文化大学は2021年の時点12年連続で警察官合格率1位をキープし続けています。
【日本文化大学は実際に警察官になる卒業生の割合(実就職率)も日本一】
大学生の中には警察官採用試験に合格したとしても、警察官の道を選ばずに他の役所や民間企業に就職する人もたくさんいます。日本文化大学は警察官採用試験の合格率が非常に高いことで有名ですが、実際に警察官になる割合も高いという特徴があります。3年前のデータですが、2018年度における日本文化大学卒業生の警察官の実就職率は44.4%で日本一です。ちなみに2位の清和大は15%と比較すると、大きな差が付いていることが分かります。日本各地の警察には日本文化大学で学んだ卒業生が働いていて、今後も多くのOBが日本の治安を守るために活躍することでしょう。
【日本文化大学が警察官合格率が高い理由とは】
日本文化大学は日本全国の他の大学と比べて警察官合格率が高いという特徴がありますが、これは単なる偶然ではありません。警察官合格率が高い秘密は、1年次からスタートする大学のカリキュラムにあります。
日本文化大学は法律を学ぶための学校なので、法学に関係する学問的な内容を学習するための授業が用意されています。専門科目に加えて、就職対策のための授業や演習もカリキュラムに組み込まれています。最近は就職対策の授業をカリキュラムに含める大学が増えているものの、ほとんどは3年次以降で履修します。日本文化大学は1年次から就職のための実践的な内容を学ぶための授業が用意されており、他大学の学生よりも長い時間をかけて就職に備えることができるという特徴があります。
【公務員試験に合格させるための秘密とは】
日本文化大学は法学部(文系)の単科大学ですが、数学の教育に力が入れられています。この理由は、公務員試験では数学的な思考を必要とするような問題が多く出題されるからです。数学が得意な理系学部の学生であれば、公務員試験で出題される数学的な思考が求められるような問題でも簡単に解けるかもしれません。これに対して数学が苦手な文系学部の学生だと、公務員試験の際に数学的な思考を必要とする問題に苦戦する人がたくさんいます。日本文化大学では、数学が苦手な学生のために、数学の授業で時間をかけて分かりやすく解説するように工夫されています。これにより、数学が苦手だった学生でも公務員試験を突破することができるようになるでしょう。