日本文化大学では、一年生の頃からゼミでの活動を行うように教育課程が設定されています。理由として、ゼミでの活動を早期に行い、四年間継続して行うことで組織として行動できるようにするだけでなく、全体のチームワークを意識して仕事ができるようにする狙いがあるからです。特に、専門ゼミで学ぶことは通常の日本文化大学の授業とは違ってより実践的な内容になっており、チームワークを意識した講義を行うだけでなく、生徒の主体性を意識して行われています。ただし、基礎学力が限られ、専門的な知識にも乏しい一年生の頃から実践的な内容を行うのではなく、専門分野の基礎から学ぶようになっています。具体的には、実社会で役に立ったり、これから学習する内容の基盤になる分野の教育から徹底していくのです。法律が何故存在するのかといった基本的なことから学ぶように教育課程が作られていることから、盤石な教育を行うことが可能になっています。日本文化大学のゼミは数が多く、家族法や国際法などの高度な法律を専門としたゼミから、刑法や民法とこれから日本で生活していく上でも重要になる分野の説明に加え、法心理学などの警察官への就職も視野に入れたゼミなども存在します。日本文化大学を卒業後、刑事や警察官への就職を視野に入れた学生であれば、専門とするゼミは刑事法や法心理学に加え、憲法や警察行政などといった分野が中心になるでしょう。犯罪に関わる可能性のある人物の特定や、ビッグデータから犯罪の発生しやすい場所の特定に加え、社会の経済の変動における治安の問題についても学習することができるようになっています。日本文化大学ではこうした警察官の就職に関わる分野の学習だけでなく、経済に関わる分野の学習も可能です。例えば、会社法などの会社組織を運営する際に必要になる、基礎知識の学習だけでなく、現代経済学などの激動する現代の経済に対応した最新の学問を学ぶことができるのです。現代の経済は情報機器を中心として、様々な産業が栄えたりしています。その弊害として多数の労働者が失業したり、富が一点に集約したりしている問題もあるのです。これらを中心に取り扱い、治安の悪化や経済の問題についても詳しく学習することが可能です。他にも日本文化大学ではスポーツ科学に関係するゼミも用意されています。スポーツ科学とは、国や地方の自治体がスポーツに対してどのような取り組みや政策を行っているのかを観察するゼミで、それらに対する治安や健康寿命などのデータを計算していきます。以上の点から日本文化大学では、法律や経済を中心としたゼミが多く、卒業生の多くが警察官や法務関係に加え、企業の経営者やマーケティングに関わる事業に参加していることが納得できます。日本文化大学ではこれらの専門分野の習得をスムーズに行うことができるようにするためにも、一年生の頃から徹底した基礎学力の積み上げを行っているのです。