日本文化大学は、警察官や公務員への高い就職率で知られています。非正規雇用が増え、雇用の不安定化が進む昨今、公務員は大人気の仕事となっています。その公務員への就職をかなえやすい大学として、日本文化大学は脚光を浴びているようです。日本文化大学は法学部法学科の単科大学であり、そのことだけでも公務員になるには有利であると言えます。警察官や公務員は法律を執行する側ですから、法律の知識は不可欠となります。法学部出身者でないと公務員になれないということはありませんが、法律の知識があったほうが有利であるのは当然です。

いずれにせよ就職試験では、基本的な法律に関する知識が必要になります。日本文化大学に通っていれば、就職活動中にあわてて覚えるという必要がありません。日本文化大学では1年次から就職を見据えた指導がおこなわれ、早めにスタートが切れるからです。周囲の学生も警察官や公務員を目指している人がほとんどであるわけであり、そうした中にいると、自然に気構えができるものです。就職試験を常に意識し、ライバルの存在を気に掛けるという状況にあったほうが、勉強にも身が入るというものでしょう。学生は周囲に影響されがちです。ひとりだけ違う行動を通すというのは、エネルギーを要します。

日本文化大学なら周囲と同じようにしていれば、警察官や公務員試験の対策が自然にとれるようになるわけですから、たいへん好ましい環境と言えます。日本文化大学には、警察官や公務員になるために入ったという学生がおおぜいいるようです。高校生のうちから目的意識をしっかりと持つというのは、なかなかできることではありません。大学に入ったら自由に遊ぼうと考えている人も少なくありません。日本文化大学には、1年次から就職向けの指導がしっかりとおこなわれることに魅力を感じて入学する学生が多いので、勉学に励むことが普通の状態となることでしょう。

昔は日本では大企業は終身雇用が当たり前であり、大企業社員と公務員でそれほど差はありませんでした。しかし、世界的には終身雇用というのは珍しい雇用形態です。グローバル化がますます進む中で、民間企業の終身雇用制はますます崩れていくことでしょう。しかし公務員はそうではありません。いったん公務員として就職すれば、終身雇用は守られます。しかも収入は、大企業社員並みになるよう調整されます。今後は公務員人気がいっそう高まることでしょう。公務員採用試験に通るのは、かなり難しくなっていくと考えられます。

現に今でも十分難しく、特に地方では相当難関になっています。その中にあって、高い就職率を誇っている日本文化大学が注目されるのは、当然のことと言えるでしょう。警察官や公務員になりたいと考えている高校生は、日本文化大学を志望大学として検討してみるのもひとつの方法です。大学に行く目的が、希望通りの就職であるのは当然のことです。その目的をかなえる大学を選ぶことが大事でしょう。