建学の精神を重視する日本文化大学の授業

●日本文化大学とは
日本文化大学は、1978年に設置された東京都八王子市に本部をもつ私立大学です。この大学は日文大やニチブンという略称で知られています。この大学の建学の精神は、恩愛禮義、重厚中正、清明和敬、祖風継承で、慈愛と礼儀を重視し、受け継がれてきた伝統と文化を守りながら重みと厚みをもつ学問をさらに発展させ、もって正しい道を明らかとするという考え方をもっています。また、清く明るく爽やかな心の育成と、和と敬の心を重視しています。

 

 

●日本文化大学の授業の特色について
日本文化大学は、少人数によるクラスを中心とした担任制クラスを採用し、ゼミなどに力がいれられています。この大学では、必修科目として全生徒が日本文化史や茶道を学ぶようになっているという特色があります。さらに、学生の進路として就職支援活動に力を入れています。日本文化大学のこの取り組みでは、予備校などから講師を招いたゼミなどを通して公務員を目指す学生をサポートしています。学生は1年生に入学した時から公務員のための専門講座や模擬試験などを受けることができ、将来に向けて早めに就職を目指す活動をスタートすることができます。また、日本文化大学では、法学授業や法律討論会などにも力を入れており、模擬裁判などの授業などを通して法律についてより具体的に理解するための授業を受けることができるようになっています。

 

 

●警察官を目指す学生へのサポート
日本文化大学に入学した学生で公務員を目指す学生が一番多く就くのが警察官といわれています。この大学では大学長も警察官僚の職にあったという経歴があります。そのため、この大学では警察官を目指す学生へのサポートは手厚いといわれ、将来警察官になりたいという希望がある学生の受験にAO入試が採用されているなどの他、学生は大学で警察学といった講座を受講することもできるようになっています。

 

 

●日本文化大学の高い就職率はなぜ
日本文化大学には2015年には約720名ほどの学生がいました。そのうち約4分の1の学生が卒業をしています。この大学は卒業後に就職を希望する学生がほとんどで、就職率が97%というとても高い数値を示しています。退学率こそ25%と高いですが、4年間在籍さえすれば、かなりの高確率で就職を叶えられる大学として有名になっています。
このような高い就職実績がある背景には建学の精神が非常に大切にされているということが挙げられるといわれています。日本文化大学では建学の精神に基づいて学問を修めることと同様に教養や学生の人間性を高め、社会に貢献する人となることができるようにという思いからゼミを含めた全教育活動が行われています。この大学では建学の理念を実現するために様々な特色ある取り組みがなされており、学生の積極的な学びを支援し、茶道や武道など、日本文化をよりよく理解するための教育などにも力が淹れられています。これまで受け継がれてきた日本の文化の伝統を継承し、さらに発展させることができる人間になるように毎日のカリキュラムが組まれているといえます。これらのことからわかるように、日本文化大学は建学の精神に基づいてゼミなどの特色ある授業を展開している大学といえます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です