黄色いタコの先生も言っていましたが
「第二の刃を持て」はかなり重要です。
道がひとつしかない場合、万が一、
その道が頓挫したらそこで終わりとなってしまいます。
大学受験だって第一志望だけでなく、第二志望、
第三志望、第四志望と抑えを用意しますよね。
浪人することを回避するために、
いくつもの道を用意することは当然のことなのです。
日本文化大学は警察官になるための大学として有名です。
ここは警察官AO入試を利用して入学する方が多く、
その入試の受験条件は「将来、警察官を目指す」となります。
しかしスポーツ特待生のような強制力はありません。
警察官AO入試を利用して入学しても、
2~3年生の時に一般企業へ就職する道に進んでも良いのです。
職業選択自由は日本文化大学の学内でも有効なのです。
日本文化大学は警察官になるためのコース、
警察官以外の公務員になるためのコース、
一般企業に就職するためのコースの3つを用意しています。
そしてこのコースは途中で変えることが可能。
必修科目はそれぞれ異なりますが、変わるのはたったの1科目だけ。
履修し直すのはとても楽です。
今回は日本文化大学のこの3つのコースについて
紹介したいと思います。
【法心理コース・・・・警察官を目指す】
警察官になるためには
警察官採用試験を突破する必要があります。
加えて警察学校も突破しないといけません。
それを突破しても終わりではなく、
警察官としての職務を全うし続ける必要があります。
これら3つの要所を突破する(突破し続ける)ために
日本文化大学は有用なカリキュラムを用意しています。
日本文化大学の他のコースと重複する内容がかなり多いですが、
警察官を目指す法心理コースだけのカリキュラムがあるのも事実。
それは「犯罪心理学」です。
敵を倒すにはまず、敵を知らないといけません。
どういった時に犯罪をし、それを防ぐには何をすべきか、
事後処理として何をすべきかを学びます。
こういったことは警察学校でも学びますが、
先んじて日本文化大学で学んでおけば
警察学校の授業を楽にこなせるようになるかもしれませんよ。
また、警察官になるなら英語は必須。
街の道案内は警察官のお仕事であり、
英語が出来ないと職務を全うすることが出来ません。
日本文化大学は英語Ⅱ、
英語コミュニケーションなどの授業を用意しているだけでなく、
TOEIC講座というものも用意しています。
日本文化大学でしっかりと勉強すれば、
英語で困ることはないと思いますよ。
ただし実際は英語だけでは力不足。
中国語や韓国語しか話せない方も多いとのこと。
余裕があればそうした第二言語に手を出すのも良いかもしれませんね。
警察官採用試験の時にアピールすれば、武器になると思いますよ。
語学の需要は意外と高いのです。
【公共コース・・・・警察官以外の公務員を目指す】
公務員を目指す方は多いでしょう。
警察官以外にも、市役所職員、消防官、
自衛官、刑務官など色々な公務員があります。
そして日本文化大学はこれらの就職実績がある大学です。
日本文化大学から警察官に進まない方は意外と多いのです。
そして授業内容ですが、法心理コースの犯罪心理学に変わって
行政法を履修することが出来ます。
役所勤めをするなら行政法の知識は絶対必須。
ちなみに行政法は「法」という名前が付いていますが、
日本国憲法や景品表示法といった法典のことではありません。
日本国憲法や景品表示法といった法典を
ひとまとめにしたものを行政法と呼びます。
要は「法律を学ぶ授業」です。
それゆえ勉強する範囲がかなり長大となり、
行政法を1教科学ぶだけで丸1年掛かるとも言われています。
と言ってもそれは弁護士を目指す場合のみ。
日本文化大学は法学部ですが、弁護士に進む方はほとんど居ません。
3年に1人居るか居ないかくらいの割合です。
半数の方が公務員を目指します。
そして警察官や市役所員の公務員試験では、
そこまで難しい行政法の問題は出題されません。
ちょっとは出ますが、日本文化大学が実施する
公務員対策をやるだけで何とかなることが多いです。
弁護士を目指す大学での行政法の授業はかなり大変だと評判ですが、
日本文化大学の行政法の授業はそこまで難しくないと思いますよ。
また日本文化大学は選択科目にて労働保険(社労士)、
不動産法(宅建)、行政活動と法Ⅰ(行政書士)など、
資格取得に有用な科目が揃っています。
ファイナンシャル・プランニング(FP)も役に立ちますよ。
日本文化大学はこれらの資格取得のための講座を開いており、
在学中に取得しておくことで、
将来のキャリアアップにつなげることが出来るのです。
【経営コース・・・・一般的な社会人を目指す】
警察官を目指さない方も
日本文化大学にはたくさん居ます。
日本文化大学は非常に入学しやすい大学であり、
4大卒(学士)の資格を求めて来る方も居るでしょう。
高卒と大卒では就職の選択肢にかなり差があります。
それゆえ、日本文化大学は一般企業への
就職サポートにも力を入れています。
そのひとつがこの経営コースです。
法心理コースの犯罪心理学、公共コースの行政法に変わって、
経営コースは商法総則・会社法が必修になります。
会社経営に関する法律を学びつつ、
経営学や簿記原理などの知識も習得出来ます。
ビジネスに必要な知識を身に付けておけば、
就職してからのキャリアアップが楽かもしれませんよ。
どこの企業も新卒就活生のことを幹部候補生として雇いますので、
こういった知識を就活の場でアピールできれば
内定はかなり勝ち取りやすいでしょう。
日本文化大学は就活に強い大学とも言われていますが、
これは一般企業に対しても同様ですよ。
就職実績を見ても、有名な証券会社や銀行、警備会社、
不動産会社、大手商店、鉄道などが目立ちます。
介護系の道に進んでいる方も何人か居ますよ。
【就職支援プログラム】
上記3つのコースは日本文化大学の2年生の時に選びます。
しかし日本文化大学の就活対策は非常に早いです。
他の大学は3年生の4月くらいから就職に向けての
キャリアガイダンスをすると思いますが、
日本文化大学は1年生の4月からスタート。
就職対策特別講座、教養科目模擬試験、
スペシャリストセミナー、始業式ガイダンスなどなど。
日本文化大学は早くから就活対策をする大学なのです。
それゆえ、進路変更も早期に取ることが可能。
入学して半年で「やっぱコッチの道に進む」と決断することも出来ます。
警察官AO入試で入っても、消防官を目指したり、
銀行員を目指したりすることが普通に可能なのです。
もしもキャリアガイダンスが3年生の4月からだと、
こういった変更が手遅れな場合もあります。
ちょっと極端ですが3年生から「教員になりたい」と思っても出来ません。
教員になるには特定の授業を受ける必要があり1年生の時から
そういったものを受けておかないと間に合わないのです。
そういった事態にならないためにも、
進路の変更はなるべく早い方が良いのです。
日本文化大学はクレペリン検査試験や
NAAIPテストなど様々な適職検査を行っています。
公務員試験を受ける1ヶ月前に
「アナタに公務員は向いていません」と分かっても完全に手遅れです。
むしろこういったことは大学を受験する前に受けたいところです。
しかしそうした試験で「向いていない」と判断されても、
2~3年もあれば適正を変えることは可能。
人格を矯正することに近いですが決して不可能ではありません。
警察官になるにはどんな修行を積めばいいか、
といったことを早くから学生支援室で相談してみましょう。