日本文化大学の特徴と制服

「日本文化大学の特徴」

日本文化大学は東京都八王子市で1978年に設立されましたが、起源は室町時代にまでさかのぼります。室町時代に日本の文化や伝統や政治学などを学ぶ「柏樹書院」という学塾があり、その24代当主の蜷川親繼が第二次世界大戦後の日本を憂いで、日本の文化や伝統を後世に残していかなければいけないということで、未来に受けて優秀な人材を育成するために創られた大学です。 大学は法学部だけに特化していて、少人数で学ぶことなど柏樹書院が見本になっているので、日本文化大学のルーツは室町時代にあるのです。

「日本文化大学の誇り」

日本文化大学は少人数で学ぶので、個性を生かして細やかな指導ができます。就職活動や社会に出た時に役に立つ資格を取得するためのサポートが万全で、就職に関するカリキュラムも1年時から設けられています。法学部だけの大学なので法律に関する学習が多いのですが、法律はただ暗記するだけではなく作られた時代背景や日本の文化伝統について学びながら法律を知っていくということにも重点を置く大学です。そのため1年次では日本の古くからの茶道を学んだり、座学だけでなく外に出て肌で感じるフィールド学習にも力を入れています。そのような大学なので、警察官の合格率は14年連続で日本一を誇っているのです。

「日本文化大学では制服通学だった」

日本文化大学は現在では私服ですが、開学から1990年代までは制服の着用が義務付けられていました。他にも大学で制服のあるところはありますが、着用の義務ではないので制服があっても私服で通う学生がほとんどですが、日本文化大学では着用義務があったので学生はみな入学前に用意する必要がありました。大学の近辺にはムサシノ商店という制服を縫製・販売する店舗があるので、そこで注文する学生も多かったのではないかと推測されます。

「2022年4月7日のムサシノ商店に関するニュース」

東京都の多摩地域の中学や高校などの制服を受注する「ムサシノ商店」では、複数の中学と都立高校で入学式までに制服の完成が間に合わず、「該当する生徒は私服か卒業した学校の制服で入学式に臨むように」という都の教育委員会からの要請がありました。多くの中学と高校では4月7日に入学式が予定されていましたが、前日になって制服がまだないというトラブルが報道されたため教育委員会も動き出したということです。ムサシノ商店の方からは納期が遅れているのは予想外の受注数とコロナウィルス問題が納期を遅らせた原因としていますが、努力不足や賠償責任などの問題も取り沙汰されています。しかし中学は早めに用意ができても高校の場合は合格発表が終わってからの発注になるので、納期が短く大変です。ましてや日本文化大学の場合後期入試が3月15日なので、それから入学式までは2種間しかありません。かつてのように制服が義務付けられていたら、制服が入学式に間に合わなかった学生も多数いたと想像されます。もともと短期間の納期で無理があり、特にコロナの影響で従業員が不足するなどがあったなら仕方のないことともいえるのです。

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