[モラトリアムの期間である大学での生活]
大学生の時代は人生のモラトリアムの時代であると言われています。モラトリアムには「支払いの猶予」という意味があり、大学生活がモラトリアムであると言われる場合にも、このような意味で使用されています。大学生の時期がモラトリアムだと言われているのは、社会に出て働く前の猶予の期間であると考えられているからです。 会社に勤め始めると、したくてもできなくなってしまうことも多くなるために、この猶予の期間にどのようなことをするのかということが大学生にとっては重要になります。それは、日本文化大学に通っている大学生にも言えることで、日本文化大学で勉強している時期にしかできないこともあります。
[日本文化大学でモラトリアム期間にしておくべきこと]
日本文化大学で学生生活を送っている学生は、このモラトリアムの期間にさまざまな活動をすることができます。日本文化大学がモラトリアムの時期にしておくと最適なのは、日本の文化をしっかりと学ぶことです。日本文化大学は日本国内にある数多くの中でも、日本の文化を学生に教えることを特に重視している学校です。そのために、この大学では日本文化に対するさまざまなことを学ぶことができます。モラトリアムの期間である大学生時代にこうした日本文化をたくさん学んでおくことで、将来社会に出て働く時にも、大学で学んだ日本文化の知識を活用できます。
[日本の伝統文化である茶道]
日本文化大学で学ぶことができる日本文化の一つが茶道です。茶道は日本で古くからおこなわれてきた伝統的な文化で、その歴史は鎌倉時代にまでさかのぼると言われています。当時中国に留学していた僧侶が、中国からお茶を持ち帰ったのが、日本において茶道が誕生するきっかけになったと言われています。現代まで続いている茶道のルーツとなっているのが、室町時代に誕生したわび茶です。それまでにも茶会が開催されることはありましたが、古い時代の茶会では飲酒などがおこなわれることもありました。わび茶では飲酒などはおこなわれず、集まった人がお茶を通して精神的な交流をすることを大切にしています。こうした考え方が、現代まで続く茶道へと発展していきます。
[日本文化大学で学べる日本の伝統文化]
日本文化大学では、1年生の時から、人格教育の一環として茶道の授業をおこなっています。モラトリアムの期間である大学生時代に、このような茶道の授業を受けられることは、学生にとっても非常に貴重な体験です。社会に出てから茶会に招かれるようなことがあった場合でも、茶道の正しいルールに正確に従って、茶会に参加することができます。日本文化大学では1年間に学んだ茶道などで学んだことの成果を発表する場所として、献茶祭という行事も開催しています。献茶祭ではそれぞれのクラスの生徒が協力して、教室の飾りつけなどをしています。このような行事に参加することも、モラトリアム期間の大学生にとっては望ましいことです。