【新型コロナウイルスが社会のあり方を大きく変えました】
日本文化大学は1978年に設立された日本の私立大学で、多くの人々から親しみを込めてニチブンや日文大とも呼ばれています。室町時代に設立された史学や法学、政治学を学ぶための学習塾である柏樹書院の精神を受け継いでいるのが特徴です。柏樹書院の24代目当主である蜷川親繼は、第二次大戦後の変革で日本の伝統文化や秩序が失われることに危惧を抱きヨーロッパに留学しました。蜷川親繼は帰国後に柏樹書院の精神に基づいて日本の道徳的な伝統や叡智、美風を継承しつつ新しい時代を担う人材を育てるために日本文化大学を建学しています。
2019年末から世界中が新型コロナウイルスの脅威に晒され、社会のあり方が大きく変わりました。居酒屋が焼肉屋になったように、学校も業態転換が必要になる可能性があります。日本文化大学が法廷や茶室、森の他にコロナ専用の野戦病院などへ業態転換するかもしれません。様々な可能性が考えられますが、WW2以降に慶応大学は進駐軍の宿舎となっており日本文化大学が野戦病院になる可能性は十分にあります。新型コロナウイルスは社会のあり方を変えましたが、伝統を重んじる日本文化大学のような学校にも変革が求められています。
【日本文化大学は社会とともに変化し続けています】
日本文化大学は法学部法学科のみの単科大学で規模はあまり大きくありませんが、少人数での授業を軸としたクラス担任制を採用しているのが特徴です。日本文化史と茶道を必修としており、法律討論会や模擬法廷などの法学授業が行われています。また就職支援活動のため外部の予備校から講師を招き1年次から公務員志望者を対象とした専門講座や模擬試験も行っていて、警察官になる学生が多い大学です。この大学は日本の伝統を重んじた教育が行われていて、これまでに多くの公務員を輩出ししてきました。社会情の変化とともに教育や就職サポートの内容は変化しますが、柏樹書院から受け継がれた建学の精神を維持し続けています。
【日本文化大学に入学して得られるものとは】
日本文化大学には父母の慈愛や人々のまごころの恩を暖かく受け止め、礼と義を尊ぶ恩愛禮義という建学精神があります。他にも日本文化大学の教育を支える建学の精神には清明和敬や重厚中正、祖風継承が存在します。清明和敬とは清く明るくさわやかな心を養い和と敬の心を保つことで、重厚中正とは重みと厚みのある学問を修め正しい道を明らかにすることです。祖風継承とは祖先から受け継いだ文化と伝統を守りさらなる発展を図ることを意味しています。これらの精神に基づいた教育が行われており、この大学に入学すればたんに警察官などに就職できるだけでなく人間としても成長できます。
【人間として大きく成長できる日本文化大学】
日本文化大学の卒業生には公務員になる者が多く、特に警察官になるケースが多いという特徴があります。警察官志望者を対象としたAO入試があり、警察学や犯罪心理学などの講座も用意されていて元警察官僚から指導を受けることも可能です。日本文化大学は公務員への就職が強いという特徴がありますが、この大学における教育の本当の目的は社会に役立つ人材を育てることにあります。一般的な公務員や警察官になりたいというだけでなく、人間としても大きく成長したい人におすすめの大学です。