
日本文化大学は法学部の単科制大学です。特徴的なカリキュラムをもつ大学として知られ、警察官を志望する学生が多く集まる大学としても有名です。警察官になるための試験の合格率の高さで見ると日本でトップの大学で、そうした日本文化大学の入学試験は複数の試験方法が実施されています。
まず、警察官を志望する学生を対象として行われる警察官志望AO入試・公務員志望AO入試が挙げられます。この試験は高等学校または中等教育学校を卒業見込みの生徒を対象とし、向学心が強く、日本文化大学の建学精神を理解できる学生や卒業後に警察官や公務員をめざす学生で、オープンキャンパスに参加したりした学生で、入学を専願で希望する学生に対して行われます。選考方法は出願書類と800字・50分の小論文と面接で行われます。
一般推薦入試は高等学校か中等教育学校を卒業見込みの生徒で、出身学校長の推薦があり、向学心強く、日本文化大学の建学精神を理解できる者で、全体の評定平均値が3.0以上か外国語(英語)・国語・地歴・公民の4教科の評定平均値の平均が3.0以上の学生で、専願を希望する学生に対して行われます。選考方法は出願書類と800字・50分の小論文と面接で、面接では英語・国語の簡単な口頭試験が含まれます。
さらに、日本文化大学では指定校推薦入試も行われます。対象は、高等学校か中等教育学校を卒業見込みの学生で、詳細については指定校に送付される指定校推薦入試要項に記載され、事前にオープンキャンパスに参加するか大学訪問しておくことが望ましいとされています。
加えて、日本文化大学では自己推薦入試であるニチブンサクセス入試も行われます。この試験は高等学校または中等教育学校を卒業した者や卒業見込みの学生、学校教育法の高等学校を卒業者と同等以上の学力があると認められる人で、日本文化大学音建学の精神を理解し自身の意欲や興味、個性などをアピールすることができる人に対して行われます。そして、募集人員は一般推薦枠内とされ、選考方法は出願書類と、800字・50分の小論文と面接が行われます。面接には英語・国語の簡単な口頭試験なども含まれます。
そして、日本文化大学では一般入試も行われます。この試験は高等学校か中等教育学校の卒業・卒業見込み者や学校教育法の高等学校卒業同等以上の学力があると認められる人に対して行われます。選考方法は、古文と漢文以外の国語総合・国語表現国語が50分、外国語(英語)のコミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱと英語表現Ⅰ、世界史Bと日本史B、政治・経済のなかから1科目を選択します。この試験は実用英語技能検定2級以上か同等の他の英語検定の資格をもつ場合には免除制度があり、そして面接が行われます。
あわせて大学入試センター試験利用入試も行われます。大学入試センター試験の成績 と近代以降の文章の国語、外国語(英語)・地理歴史・世界史A・B、日本史A・B、地理A・地理Bのなかから1科目か公民科目から1科目のどちらかを選択して面接を受けます。